マカの詳細
これまでに一度は「マカ」という言葉を聞かれたことがある方もいらっしゃることと思います。
男性の精力増強剤としてのイメージが強いかもしれませんが、最近では男性だけでなく女性の間でもホルモンのバランスを整えたり、ダイエットの効果があるとして人気を呼んでいます。
ではそもそも「マカ」とななんでしょうか。
花でしょうか、果実でしょうか、野菜でしょうか、ハーブでしょうか。
実は、南アメリカのペルーを原産国とするアブラナ科の植物で多年草です。
アブラナ科と聞いてもピンとこない方がほとんどだと思いますが、アブラナ科というとキャベツと同じ仲間です。
ただし、キャベツは一年草ですが、マカは多年草http://xn--lck7e0871ax4c.com/です。
かたちは日本のカブや大根と似ていて、その根っこの部分が「ハーブの女王」と呼ばれ、はるか昔から薬草として用いられてきました。
今でもペルーでは人々の食生活には欠かせない、毎日食べられているものです。
また、その生息環境は非常に厳しいもので、アンデスの標高4000M~5000M高地で生息、栽培されています。
わたしたちのなじみの深い富士山が標高3776Mですから、富士山の頂上よりもさらに高いところで生息してることになります。
そうしますと、当然太陽により近く遮るものが何もないわけですから、灼熱の太陽の光が降り注ぎます。
日中は気温が非常に高く、高地ゆえに夜間は気温が非常に低くなるという過酷な気温差が生じます。
多くの植物は生息することができないそのような環境で、マカは強くたくましく、土壌の栄養素をめいいっぱい吸収して育ちます。
生命力にあふれていますね。
マカを栽培した後の土地は、栄養分がほとんど吸収されつくしてしまい、非常に痩せて5年や6年は作物が育たなくなるとも言われています。
このようにマカは非常に貴重な作物なので、現在はペルー政府により法律で生のマカは国外に持ち出し禁止として規制されています。
しかし、加工したものは輸出資源として許されていますから、日本のわたしたちもサプリメントや健康食品として手にすることができています。